プロジェクト概要
プロジェクト概要
ミトコンドリアは細胞内のエネルギー産生工場というべき細胞小器官であり、生命活動維持に必要なエネルギー(ATP)の約95%を産生しています。
ミトコンドリアの機能が異常となるとATP産生が低下し、結果として難聴、サルコペニア、ALS、パーキンソン病などの全身性の臓器障害を引き起こすことが明らかにされています。またミトコンドリアは腸内細菌叢との関連も報告されています。またミトコンドリア機能を簡便に評価する方法が現在はありません。さらにミトコンドリア機能改善をもたらす確立した食事、運動、薬も未だありません。
そこで本研究ではミトコンドリアと関連するあらゆる生体内のシグナルを捉え2040年にはミトコンドリア機能低下を早期に検知し介入・治療することで健康に長寿が達成される社会を目指します。
東北大学オープンイノベーション戦略機構 シンポジウム2021


研究目標
- ミトコンドリア病のみならず難聴、サルコペニア、パーキンソン病など病気の進展の基礎にミトコンドリア機能が低下する多くの疾患に対する治療薬を確立します。
- ミトコンドリア機能センサーを開発します。
- センサー情報と生体分子情報データベースを連動することでフレイルを予防するリハビリ、口腔ケア、食事、薬が提示される個別化予防・個別化医療を確立します。
期待される研究成果
自宅に置かれたセンサーやウエアラブルセンサーが加齢に伴って生じるミトコンドリア機能低下を感知し、その人に最適な食事、運動が提示されることによりフレイル・病気にならない健康な生活がおくれる社会になります(予防)。
ミトコンドリア機能低下によって引き起こされる難聴、筋力低下、癌、認知障害・うつ病等に対して有効な診断法と治療法が提供されます(医療)。